日本はついにアジアで最も豊かな国から転落したそうです.
「IMFがまとめた調査で、2007年のシンガポールの一人あたりのGDPが日本を抜くことが明らかになった。」
というニュース.
なんという衝撃。
シンガポールは日本と同じように、国土も小さいし資源も乏しい.
石油などの資源で潤っている訳でもないし、
安い賃金で急成長を遂げてきたわけでもありません。
単にシンガポールに抜かれただけでも衝撃的なのですが、あと数年もしないうちに、香港や韓国にも追い抜かれるみたいです。
悲惨すぎます。
シンガポールと言えば、日本がバブルだった頃に、日本はアジアの金融センターになりそうな勢いでした。
株式などもガンガン上がっているときに、政府は何をやったのかというと、
庶民の不公平感を煽って株式関係の課税を強化しました。
「株をやっている人だけが儲けるなんてずるい」と煽ったわけです。
ずるいと思うのならば、禁止されている訳ではないのだから「あなたもやれば?」と思うのですが.
政府の理屈としては、「いまこれだけ取引があるのだから、それにそのまま課税すればドバッと儲かる」みたいなとらぬ狸というわけですね。
とどうなったのか?
投資資金ですから、取引は儲かればどこの国でも良いわけですよね。
しがない個人投資家は海外にキャピタルフライトという訳にもなかなか行きません。
でも海外の投資家とか期間投資家は、あっという間に資金を引き揚げるのがわからなかったんでしょうかね。
たとえば日本の指数取引も日本で取引ではなくて、シンガポールで取引がメイン(というか取引自体、日本より先に日本の指数取引ができるようになったような気がします)という結果に.
アジアの金融センターは、目先の欲をかいた日本ではなくシンガポールとなりましたとさ、めでたしめでたし.
取引がちょっぴりでドバッと課税するよりも、
税率はちょっぴりでも取引がドバッと増えた方が、
はるかに儲かるのがわからなかった日本と、
それがわかっていたシンガポールの違いがはっきり表れた結果ですね。
株式取引だけでなく何事も、「日本ではこれだけ課税すれば取り分増える」みたいな、分母が変わるはずがないという発想ですよね。
現在では、普通の個人でもあらゆる分野で、昔と比べ物にならないくらいボーダレスになってきているのに.
増税すれば簡単に大企業は海外に移すでしょう。
がっぽりとれるはずが、ごっそり減ってしまう訳です。
お金や人を世界から集めるという発想がないから、今あるものから最後の一滴まで絞ろうという訳なんでしょうね。
でも絞れば絞るほど、耐えられず海外に流出して、分母がどんどん小さくなる。
経済も悪くなって、人口も減って、資源ももちろんない日本。
日本ってこのままどんどん落ちてゆくんでしょうかね。
それにしても、何でこれほどショッキングなことなのに、ほとんどのニュースでも全然騒いでないみたいだし、政府も手をこまねいてるだけみたいだし。
役人や政治家は何を考えてるんでしょうか?
つーか、国民よ怒れ!って気がします。
2年以上前の記事ですが、わたしのサイトで
貧富の差がひらく日本 というコンテンツの中に「
日本は貧乏になってきている!?」というのを書いてました。
よかったらそちらも読んでみてください。
お金大好き